以前から植本一子さんの日記はよく読んでいました。 前作の「愛は時間がかかる」も読みましたが、 それまでの日記形式の著作とは趣を異にしていて、 なんとなく読んでてピンとこなかった覚えがあります。 この日記ではそのことについても触れられていて、 以前とは違う形式で書いたという記述があったので、 読み違いでなくてよかったなと思った次第でございます(ほっ)。 この本は写真家である植本さんと、 小説家の滝口悠生さんというかたの 往復書簡という形をとっています。 おふたりは実生活でも行き来していて仲がいいそうなのですが、 それぞれお子さんがいらっしゃって、 子育て中のとあるお父さんととあるお母さんが 交換…