「館蔵品展 展覧会のちょっといい話」とも添えられている。 タイトルの頭にある「絵本」に反応して迷っていたのだが、実際は「絵本」「近代美術」「新収蔵品の紹介」の、三つのパートに分かれているよう。 ならば行って観るか、と。 ところが思いの外、「絵本」のセクションが面白い。 見るだけではなく、触れる絵本もあり、実際にさわることもできる。素材や造形を楽しみ驚くのは、童心に帰ったよう。 更には、画とそれを木に彫った作品もあり、試しに画の方を記憶しながら木の彫りをさわっても全然イメージが掴めない。目が不自由な方は、これを問題無く感じ取れるのだろう、驚いてしまう。 「近代美術」のセクションでは絵画は勿論、同…