東京都品川区南品川2丁目の願行寺(訪問日:2023年8月22日)境内の隅に立派な瓦葺きの屋根の構造物が建っています。なにやら石仏が祀られているようです。由来板もありました。 由来板 しばり地蔵尊 この地蔵尊は承応元年(一六五二年)に造立されたと伝わる。 大井村の土佐山(現在の東大井・鮫洲駅近辺)に下屋敷があった松平土佐守・山内家の奥方から代々帰依をうけた地蔵尊である。 『新編武蔵風土記』巻五四の「願行寺」の項には、「里人しばり地蔵という。病を祈るもの縄にてしばれば験あり 十夜に至て和尚縄を解く、其後又しばり初むと云」とある。地蔵尊は我が身を縛られることで病や災難に苦しむ者の身代わりとなり、その…