マクスウェルの関係式は使っているうちにやがては暗記するのだろうけど、確認方法を知っておいた方が記憶に自信が出ると思う。教科書や他のネット記事の式はやたら冗長かつ対称性の全貌が見えない書き方に見えるので、できるだけ短くすっきり書きたいと思い、書いた。難易度としては、三角関数の和と差の公式を導出するのと暗算コストは変わらないと思うので、いかに表面的な文字の多さにひるまず、短く書いて全貌を理解するかが肝であると思う。 記号一覧。記号はアトキンス物理化学10版に従う H エンタルピー A ヘルムホルツ自由エネルギー(Fで表すこともある) G ギブズ自由エネルギー U 内部エネルギー S エントロピー …