鉄道で人身事故などの不通が起きると,足止めを食らった人々は勤め先や家に連絡を取ろうとする。かつては公衆電話に並んで電話を掛けていたが,21世紀の現在はほぼ全員が携帯電話で連絡を取る。音声通話をする人もあれば,メッセージアプリを使う人もいる。さらに状況を確認しようとWebブラウザーを起動する人もいる。 ところが近年は,事故状況をYoutubeなどで実況中継して配信する人も多くなった。こうしたこともあって,回線容量は一気に満杯になってつながりにくくなる現象,つまり輻輳(ふくそう)が発生する。 地震など大きな災害が起きたときは,回線のインフラが破壊されて通信ができなくなるほかに,上記と同じような連絡…