宮部みゆきさんの小説を久しぶりに。 東野圭吾もそうなんだけど、ドラマや映画になったものって俳優のイメージや映像イメージが先行してしまってなかなか原作本に手が伸びない。 映画を見て原作を読んだのは「二十四の瞳」か。それこそ、小学1年の夏にどうしても見たくて親に頼み込んで映画を見に行って、いたく感動して原作本まで買ってもらった。だけど漢字があまりにも難しくて読了までに随分かかってしまった。そんな思い出。でも、島の子どもたちは可愛く、先生も可愛く、だけど戦争の苦しさや悲しさ、結核のこともすごく怖かった。 今回の「とり残されて」は映像で見たことがなくて、これなら先入観なく読めるかなと思って読み始めた。…