表紙には、花に囲まれて枝を持つ猫さん。 そのとても細密な絵に惹かれて、手に取った1冊です。 本を開くと、まず飛び込んでくるのは「ねことことり」と題がある見開きのページ。まるで、映画のオープニングのようなはじまりです。(風の音にまじって、三輪トラックの音も聞こえてきそう。) 山桜が咲いて、季節は春でしょうか。木々や草の匂いも感じられそうな絵です。 そして、ムーミンのおうちのような赤い屋根が見えてきました。 ねこは部屋中のまどを開けて、冷めた紅茶を飲んでいます。(猫舌ですものね) このお部屋の絵もすごく作り込まれていました。 最初読んだ時には気づかなかった紅茶の缶や袋、2回目に手に取った時に、そう…