Wars of the Roses(英)
年代:1455年〜1485年
陣営:ランカスター家、ヨーク家
百年戦争後の英国で戦われた王位継承戦争。プランタジネット朝(アンジュー朝)の断絶後につづいていたランカスター朝に対して、ヨーク公リチャードが反旗を翻したことで開幕。30年に及ぶ動乱の時代となった。
最終的にヘンリー・チューダー*1がリチャード3世を倒し、ヨーク家からエリザベスを妃として迎えてチューダー朝をひらいた。
長期にわたる戦乱の結果、封建領主たちの力は大いに衰退し、英国も絶対王政の時代を迎えることになる。
なお、薔薇戦争との名は、ランカスター家が赤いバラ、ヨーク家が白いバラをそれぞれシンボルとしていたことによる。
*1:チューダー家自体はウェールズの小貴族だったが、エドマンド・チューダーがランカスター家のマーガレットと結婚したことで頭角を現す。ヘンリーはその二人の子。
内容構成の何を比較するか 通時的比較 『詳説世界史』の「総合/探究」体制と「A/B」体制における内容構成の変化 共時的比較 「総合/探究」体制における『詳説世界史』と他6種「世界史探究」教科書との内容構成の比較 前書き 目標としては『詳説世界史研究』の内容構成を比較したい。だが「総合/探究」体制に準拠した『詳説世界史研究』は2024年6月現在まだ出版されていない。 『詳説世界史』は教科書採択率で1位のシェアを誇る山川出版の「世界史探究」の教科書である(山川は他にも2種類「世界史探究」の教科書を出している)。また『詳説世界史研究』とは、山川出版の『詳説世界史』と同じ内容構成のもとで、その内容をさ…