1970年4月25日に発売された「圭子の夢は夜ひらく」は大流行しました。その当時の記憶なのかは定かではないですけれど、なんという暗い歌なんだと恐ろしく感じていました。これを歌っていた藤圭子さんは、寝る暇もないくらい忙しかったでしょうね。僕は子供心にこの藤圭子さんの妖艶さに危険を感じていたのかもしれないです。その頃は運動神経はないけど、妙に用心深くて察しのいい子供みたいでしたので、何かを感じていたのかもしれないです。なにか妖気かフェロモンが出ていたのだと思います。この曲の核にあるのは、報われにくい境遇に身を置く女性の心情だったのだそうです。まだまだ、昭和40年代中期にはこんな環境が色濃く残ってい…