薬剤師Y子です。 今日は、温州みかんの季節になると必ず思い出す出来事について書きたいと思います。 10年ほど前のこと。私は某ドラッグストアの薬剤師として都内で働いていました。 年末のある日、店内で何度か見かけたことのある上品な男性客が何度も私の近くを通り、私に話しかけるかどうか迷っている様子でした。 そういう時、私は「いらっしゃいませ。何か、お探しですか?」と、明るい感じで声をかけます。その時も当然のように、そうしました。 すると男性は意を決したように「実は、あなたの顔や手が黄色いので、私は心配なんです。黄疸ではないですか?」と、私の顔ではなく手を見ながら、一気に早口で言ったのです。 あ~、そ…