都市の暮らしを潤すために消えた村のお話。 心の奥底に静かに沁み込んでいく美しい絵本です。 読み聞かせ目安 高学年 10分 あらすじ 6歳のころのわたしは、ニュー・イングランドの、スウィフト川の谷間にある、小さな村で暮らしていました。 夏は、川でマスを釣ったり、墓地でピクニックをしたり、蛍を捕まえたり・・・。 冬になると、パパは湖の氷を切り出し、私たちは、楓の幹に取り付けたバケツから、樹液をなめたり、家の中は昼夜分かたず、暖かくストーブを燃やし続けて、暮らしていました。 でも・・・、村の様子が、変わっていきます。 大都会ボストンの人がやってきて、組合会館では、大人たちが大勢集まり、話し合い。 私…