ダムとは、河川などの水をせき止めるために設けられる土木構造物である。
狭義では日本の河川法に準じた区分により、基礎地盤から堤頂までが15m以上ある堰堤をダムと呼び(特に区別したい場合は大ダムや高ダムと呼ぶ)、15m以下の物は堰、もしくは単に堰堤と呼ぶ。また、水以外の物を貯留することを目的とした構造物(砂防ダムなど)は法律上ダムとは異なる物として扱われる。
なお、ダムの定義は、国により違いがあり、国際大ダム会議(1928年創設)では、堤高が5.0m以上かつ貯水容量が300万m³以上の堰堤を「ダム」として定めている。
ダムは材質(コンクリート・岩石等)や構造(重力式・アーチ式等)により分類される。
主な形式とその例を下記に示す。
日本国内にある既設及び建設・計画中の大ダムについてまとめた資料として、財団法人日本ダム協会より「ダム年鑑」が毎年刊行されている。また、同協会のサイトにある「ダム便覧」というサイトから同様の内容を得ることが出来る。