百人一首第59番目の歌の作者は赤染衛門あかぞめえもん。 後の人たちに、和泉式部と並ぶ才女と評価された人です。 今回は赤染衛門について紹介します。 赤染衛門とは 生年が956年頃、没年は1041年頃。 父は大隅守・赤染時用。 一説では母親の前夫平兼盛の子どもであるとも言われています。 夫は文章博士の大江匡衡。 この人も一条天皇中宮彰子に仕えていました。 中宮彰子の周りには才女が集まっていたようです。 その人たちが、平安時代の女流文学の中心になったのですね。 この百人一首に選ばれている歌は、姉妹に代わって書かれたもののようです。 相手の男性は藤原道隆。 藤原北家の一人で、一条天皇の叔父になります。…