ジョルジョ・アガンベン (Giorgio Agamben, 1942- ) イタリアの哲学者、思想家、政治哲学者。 http://www.aguni.com/hon/back/gogatu/list01.html
http://agambeniana.at.infoseek.co.jp/index_jp.html
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創造とアナーキー 資本主義宗教の時代における作品 (シリーズ〈哲学への扉〉) 作者:ジョルジョ・アガンベン 月曜社 Amazon ジョルジョ・アガンベン著の『創造とアナーキー』を読みました。レビューを下記で読めるようにしました。
イタリア現代思想の紹介者としての岡田温司 増補 アガンベン読解 (925;925) (平凡社ライブラリー お 19-3) 作者:岡田 温司 平凡社 Amazon 岡田温司の著書には大きく分けて二つの分野があり、ひとつは以前このブログでも紹介した美術史・表象文化論に関するもの。そしてもうひとつは、イタリアの哲学・現代思想に関するものである(もちろんその両者は深く関わり合ってもいる)。そして後者の中で大きな比重を占めているのが、イタリアの哲学者ジョルジョ・アガンベンの翻訳および紹介である。 前者の仕事についてはこちらの別記事を参照のこと 岡田温司『キリストの身体』 聖なる「身体」が導く美と政治 -…
美というものにあまり関心がないのかもしれない。美を感じるときには、生に対して無関心でなくてはならないはずなのに、生に無関心である僕が美に無関心であるというのはどうもおかしな話だ。実は僕は生の関心にしがみついているのかもしれない。要するに、目の前のことに必死で、ものを考えたり美しいものをめでたりする心を持つ余裕がないということだ。そう考えると、そんな気もしてくる。 いや、確かに僕も悪趣味な美にはなんとなく惹かれるものがあるのだ。死のにおいが染みついたような美である。しかし、ことさらにそれを強調して、美しさを売りにされると、とたんにシラケてしまう。美そのものになにか力があるかのように振る舞う態度が…
僕は僕から失踪し続けている。僕にとって僕とは不在そのものである。僕という人格は記憶を統合する力、いわば記憶のタガだろう。束ねられた中身、それは僕を構成するものでありながら、僕ではない。他者である。僕の記憶とは僕のものではない。僕はそれを所有することができない。過去は僕から逃れ去り、それにもかかわらず僕という人格を形成する。それは世界の断片である。『暗い旅』では「かれ」がマーカーとして機能していたが、そんなものすらない。ただ、漠然とした不在の感情だけがある。その感情だけが世界の徴である。 そして、現在もまた僕から遠ざかる。世界は現在を押しのけ、僕が経験するのは過去に歪められた現在となる。現在は経…
出張や体調不良など様々あり、なかなか更新ができていませんでしたが(3ヶ月ほど前になるかなと…)『ガザに地下鉄が走る日』、第二回(第二章)の読書会を行いました。 ガザに地下鉄が走る日 [ 岡真理 ]価格: 3520 円楽天で詳細を見る イスラエルによるジェノサイドから1年以上が経ってしまった中で、無力であっても、パレスチナについて語っていたいと改めて思います。 私なりの要約ー実際に本を手を取ってみてもらえればーと、内容や読書会をしていての感想などを書いていきたいと思います。パレスチナが自由になることを願って。 ※要約は常体を基本とし、私の感想その他は敬体を基本としたいと思います。 第ニ章『太陽の…
11月の読書メーター読んだ本の数:17読んだページ数:3788ナイス数:10ビジネスモデル2.0図鑑読了日:11月30日 著者:近藤 哲朗現代思想2002年8月号 特集=ドゥルーズの哲学の感想宇野邦一・田崎英明/G.アガンベン/大﨑晴美/江川隆男/大塚直子読了日:11月28日 著者: 花ざかりの森・憂国 (新潮文庫)読了日:11月28日 著者:三島 由紀夫流れ星が消えないうちに (新潮文庫)読了日:11月26日 著者:橋本 紡ラブコメ (小学館文庫)読了日:11月26日 著者:松久 淳,田中 渉天国の本屋(新潮文庫)読了日:11月26日 著者:松久淳,田中渉今夜、ロマンス劇場で (集英社文庫)…
2024年12月号掲載 毎日新聞契約記者/藤原章生 11月7日、成田をたち、再び南アフリカに向かう。4月に帰ってきたときに決めていたため新鮮味はないが、今回は来年3月まで滞在し、なんとしてでもズールー語をものにしたいと思っている。 私はこれまで英語を南アフリカで、スペイン語をメキシコで、イタリア語をローマで学んできた。日本でも勉強していたが、現地に暮らし言語を日夜浴びていないとまったく身が入らない。それをこの年になってようやく思い知った。 この春まで3カ月間、南アの旧黒人居住区ソウェトに暮らし、高校の元科学教師、67歳のムザマネにズールー語を習っていた。週3回の個人授業で、それ以外の時間は、自…
おぞましいものたちの瀰漫 警察、広告、おぞましい者たち。これらの勢力の持つおぞましさは、これらが「どこにでもある」ということに由来する。警察権力は音もなく現れる。職務質問のため、無灯火を取り締まるため、通報に対処するため、その都度の目的は何であれ、警察はいつも暗がりや、往来の中から音もなく現れ出る。 警察官は違反者を見つけ出し、公道の隅に足止めする。法権力は、足止めされた当の違反者に働きかけると同じかそれ以上に、何ら咎められることなく通行を許されている「適法」の人々にこそ、強く働きかける。カール・シュミットやジョルジョ・アガンベンといった法哲学者たちは、このことを言い表すのに「例外」という概念…
2024/11/14 THU 19:00-23:30 Audible ORIGINAL「DOMMUNE RADIOPEDIA」【大百科152】 宮台真司xダースレイダーの<DOMMUNE大学>!!!!! ■「死に損なった2人のコンテンツ大学」〜超文化大百科!! season 6-25 Contents University by buddy nearly died 第6回 「アメリカ大統領選挙ダークナイト」 ●出演:宮台真司 x ダースレイダー 【本日!聴く!アメリカ大統領選挙を経た世界!】<11/14木>19:00-22:30■#Audible「#DOMMUNE RADIOPEDIA152」…
菊地成孔師が渾身の『刑事コロンボ研究本』を来年の3~4月に出版するとのことなので、その読書体験を少しでも充実させるために、今から自己催眠じゃなくて自己洗脳、じゃなくて、自分に詰め込み教育をしていく。 「コロンボ」は子どもの頃(10代)に飛び飛びにいい加減に見ていただけなので、NHKーBSで一挙放送が始まったこともあり、改めてきっちり見直すとともに、日本におけるコロンボ学の権威である町田暁雄氏などの著作も読んでおきたい。 そういうわけで、しばらくこのブログは個人的な「刑事コロンボ・ノート」と化すことになると思うがご容赦願いたい。 手始めに、ネットに転がっていた論文の機械翻訳をコピペ 著者による書…
今年四月から六月にかけて「変人のサラダボウル」というアニメがやっていた。岐阜県を舞台にした作品で、異世界で起こった内乱から逃れてきた皇女が現代日本に転移してきて貧乏探偵をしていた主人公と出会い、共同生活を送りながらの日常を描いたラノベ原作のコメディアニメだ。天才的なカリスマ性を持つ異世界の姫サラが巻き起こす騒動と、アラサーの探偵惣介との親子的な関係、またサラを追ってきた腹心の部下リヴィアがまた別の騒動に巻きこまれたりとラノベ的な軽さを持ちつつ、探偵と弁護士が主要キャラにいて随所に法律が重要な意味を持つのも面白かった。まあ主要人物がほぼ女性ばかりのハーレム構図ではあるけど。アニメ自体についてはま…
大杉重男氏に、再応答をいただいていた。私に余裕がなく、確認と応答が遅くなり申し訳ないが、論点を改めて整理いただいたので、それに対して簡単ながらコメントしておきたい。 まず、拙稿を介し、武井茂穂のような――遠地輝武の近くにいた詩人たちも多くは物故しているため、まるで回想されなくなっている――書き手の意義をご理解いただいただけでも、拙稿を書いた意義はあろうというものだ。 もろもろ貴重な視点をいただいているが、まず、「武井と大江の違いは、権力の弾圧(戦後の日本社会において少なくとも言論レヴェルでは戦前とは比較にならない)に屈したかどうかではなく、原発に対する当事者性の有無」という点は、原発に対する当…
安部公房生誕百年を記念して、先日は「現代思想」が『総特集=安部公房』を出版したし、神奈川近代文学館で特別展「安部公房-21世紀文学の基軸」が本日からスタート。生誕百年のお祭りもいよいよクライマックスを迎えつつある。 そんな記念の年に刊行された2冊の研究書を紹介しよう。 まずは岩本知恵『安部公房と境界 未だ/既に存在しない他者たちへ』(春風社)。タイトルの中にも、「/」で境界を作っているというのがまずニクい。 これまで「変身」とか「失踪」とか「疎外」とかのキーワードで語られることの多かった安部公房文学を「境界」という缶切りでこじ開ける試みだ。 境界といったって、安部文学における越境感覚を論じるな…
私事で恐縮ですが…… なぜ「権力」を描いたSFが多いのか 「権力」とは似て非なる、「権威」というテーマ 創作紹介 関連ブックガイド 私事で恐縮ですが…… Christ Church Melaka このたび、日本SF作家クラブと株式会社ピクシブが主催するSFコンテスト、「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト2024(さなコン2024)」の受賞作が発表されました。 sfwj.jppixivへの投稿によって応募できる短編小説のコンテストで、今回は4回目の開催となります。 指定の書き出しで始まる小説で競作するというのが特徴で、今回の書き出しは「見返した日記には、一ページだけ意味のわからない箇所があ…
現代日本社会の声優をめぐる「問題」 ・現代日本社会の声優 ・アイドルにおける「問題」 ・声優における「問題」 ・「2.5次元アイドル」における「問題」 ・最後に
北野さんの肝いり 内閣官房副長官 ボトムアップで2024年11月25日から 南海トラフ巨大地震の外務大臣2025年1月24日(佐藤靖でY2K) 紫雲会総務部 外務省 学問と音楽 上智大学推薦入試 2026年 学士号 2028年3月 特任外務大臣 2028年 首都直下型地震 デリダとレヴィナス ケンブリッジ大学 学士入学 東アジア共同体 パウロで生きる(洗礼の秘跡:イグナチオ教会) OLIVER SLOAN パウロ アガンベン STUART GLAY タイムトラベラー RAY ASHUMAN 多言語取得の技術屋 PETER 英語の先生 STU の友人 小林綾子上智大学特任教授 指導教官
2024年11月30日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,077点(セット版を除く)をあげた。文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら→ちくま学芸文庫M&S刊行書目一覧 最新版 - karumerabunkoのブログ 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄…