紀伊國屋ホールで上演された、澤登翠(さわと みどり)氏の活弁リサイタル「女郎蜘蛛(アトランティード)」を観てきました。1921年に製作され大ヒットしたというフランスのサイレント映画「女郎蜘蛛」を、生の活弁と演奏を聴きながら鑑賞する催しで、「映画」×「ライブ」という感じでした。物語は、アフリカの北部から西部がフランス領だった20世紀初頭。フランスの二人の軍人が、まだ西欧人には未踏の地であったサハラ砂漠奥地の探検に行くものの、行方不明となってしまいます。フランス軍による捜索の末、一人が砂漠で錯乱状態となって発見されます。サハラで二人は何を見たのか、もう一人の軍人はどうしているのか・・?そんな謎が少…