前記事までで現代科学や考古学的見地からの日本の古代を調査してきた。本記事以降ではユダヤ的なる民族が、日本へどう渡来してきたのか、その痕跡を探っていく。まず今回はそのひとつ、中央アジアルートで日本にたどりついた渡来人である「秦氏」を紹介する。関連して稲荷神社、八幡神社にまつわる情報を紹介する。 ■秦氏とは秦氏は朝鮮半島経由で渡来した氏族。その祖先は弓月君(ゆづきのきみ)とされる。秦氏は5~6世紀頃から断続的に渡来したとされるが、それ以前より渡来していたことが確実視される。「日本書紀」の記述によれば283年(応神天皇14年)、百済から120県の人を率いて帰化したと記される。■弓月君と弓月国秦氏の祖…