過去記事にてインドのアヨーディヤーに双魚文様がみられることを紹介した。今回は「双魚」をテーマとし、真野20号墳から出土の金銅製双魚袋金具、そして鴨稲荷山古墳から出土した双魚を取り上げる。次の流れで紹介していく。 ・首露王(しゅろおう)の妃とインドのつながり・福島県・真野20号墳の金銅製双魚袋金具・イクトゥスはギリシャ語の魚から・鴨稲荷山古墳と双魚佩(そうぎょはい) ■首露王(しゅろおう)の妃とインドのつながり 首露王は金官加羅国の始祖とされる人物。 その妃は許黄玉(きょ こうぎょく)。阿踰陀(あゆだ)国の王女とされる。 阿踰陀国の候補はいくつかある。インドのアヨーディヤーの建築の紋章と首露王陵…