イベントごとの前は何だって憂鬱だ。イベントと言ったって、発表会とか恒例行事とかライブとか、そういうものだけじゃない。非日常というには些細な、たまの外出だって私にとってはイベントの一部だ。心が通常運転ではいられない。それがどんなに愉快な結末になる出来事だとしても。 遠足や運動会が「楽しみで」眠れない、というのを一度も経験したことがない。運動が苦手だから文化祭なら...となるかというとそうでもない。必要な準備があればそれなりに一所懸命やるけれど、前日の夕方からは憂鬱でしょうがなかった。“日常”のペースが崩れるのがしんどかったんだと思う。いざ始まれば最中は楽しめるけど、終わったら今度は“祭りのあと”…