Caesar Vespasianus Augustus。AC9年11月18日生〜AC79年6月23日没。
ローマ皇帝。ネロ帝死後の内乱を収拾して、ティトゥス帝とドミティアヌス帝とに続くフラウィウス朝を創始した。ヴェスパシアヌスとも。
財政再建で業績をあげ、現代でも「最高の国税局長官」という評価が与えられているが、公衆便所の小便を利用する業者から税金を取った「小便税」を制定した事でも有名で、そこから公衆便所を指す「ヴェスパシアーノ」という呼び名が生まれた。
地方都市リエティの中産階級の生まれの軍人出身で、貴族的な気品や教養は欠けていたが、素朴な風格には恵まれて人望は高く、ウィットにも富んでいた。
最終タイトルはImperator Caesar Vespasianus Augustus, Pontifex Maximus, Tribuniciae Potestatis X, Imperator XX, Consul IX, Pater Patriae *1
ウィテリウス→ウェスパシアヌス→ティトゥス
*1:インペラトール・カエサル・ヴェスパシアヌス・アウグストゥス、最高神祇官、護民官職権行使10年目、インペラトール歓呼20回、執政官9回、国父