都市国家ローマ、共和制ローマ、帝政ローマ(ローマ帝国)をひっくるめた呼び方。 なお、「古代ローマ帝国」と言った場合、帝政ローマのことを指している場合や、広義の帝国(=広域多民族支配体制)となったあとのローマ/ローマ連合のことを指している場合や、単純に「古代ローマ」の意味で使っている場合が考えられる。
共和制期の政務官(magistratus)は無給の職であり、普通は任期1年。以下のような職があった。
教養としてのラテン語の授業 表紙 教養としてのラテン語の授業 古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流 ハン・ドンイル 著 本村凌司 監訳 岡崎信子 訳 ダイヤモンド社 発行 2022年9月27日 第1刷発行 著者自らいろいろ悩みながら、ラテン語を通して人生を学んでいきます。 Lectio I 胸に秘めた偉大なる幼稚さ Magna puerilitas quae est in me Lectio II 最初の授業は休講します Prima schola alba est Lectio III ラテン語の品格 De Elegantiis Linguae Latinae Lectio IV 私たちは学校…
古代ローマの著述家、アイリアノス(175- 235年頃)が書いた『動物奇譚集』は、動物にまつわるエピソードを集めたものです。古代ギリシア語の原書17巻を、2分冊にされた本邦初訳です。 訳者解説 中務哲郎:アイリアノス『動物奇譚集 1,2』 によると、本作には「海豚など海の哺乳類を含む獣の話281、魚及び水中生物の話155、鳥の話139、爬虫類と両生類の這うものの話72、虫及び多足の生き物の話54、各種生物の混在するものと架空の動物の話91が収められる」という。 おびただしい数ですが、本文もとより、各題名を読むだけでワクワクするのではないでしょうか。内容は短いものが多いので、動物愛好家でなくても…
世界史の授業で、「ハンニバルという武将が象を連れてアルプスを越え、今でいうイタリア(古代ローマ)の領内に攻め入った」という異色の話は、印象に残っている人が多いと思う。 実際「ハンニバル 象 アルプス越え」の3点セット以外は、私の記憶にはあまり無かったwなんだか凄いな〜なんてお気楽な気持ちで、これを描く映画『ガーディアン ハンニバル戦記』をhulu で見かけたので視聴してみた。 するとこれは確実に、見ると聞くとは大違いの事象の一つであった。 この遠征はやはり無謀だし、聞きしに勝る悲惨さだ。[注: ここでは、最小限の知識で教養を! をモットーに書いていきます。なので、例えば戦争名の第一次とか二次と…
いつか読もうと思っていた作品のひとつ、オウィディウス『変身物語』(上・下)を読みました。「ギリシア・ローマ神話」を題材にした古代ローマの文学作品!後世の文学や美術に多大な影響を与えたといわれています。ときは一世紀初頭、詩人オウィディウスがラテン語で記したこの一大叙事詩。それを散文(物語風)に訳されているということで、わたしは岩波文庫(中村善也訳)が、大変読みやすかったです。 変身物語 上(オウィディウス) (岩波文庫 赤 120-1)作者:オウィディウス岩波書店Amazon 本作は「ギリシア・ローマ神話」のなかでも「変身」にまつわる約250篇が収録されていギューギューとひしめき合っている感じで…
イギリス考古学情報heritagedaily1/10 ウィーン大学の研究者は、エーゲ海に面したトルコの古代ローマ都市遺跡エフェソスEphesusで1929年に発見されていた頭蓋骨が、クレオパトラの妹アルシノエAuletes4世であると発表しました これまでこの頭蓋骨は、紀元前36年から205年の間の11歳から14歳くらいの少年だと考えられていました ウィーン大学の研究者は、マイクロCTスキャン、放射性炭素年代測定、頭蓋骨の遺伝子分析など先進的手法を実施しました。 クレオパトラの妹アルシノエAuletes4世は、クレオパトラの命により紀元前41年に三頭政治の指導者マルクス・アントニウスの命令で処…
みんなが大好きなローマ帝国のゲームの曲だよ! みんなカエサル大好きだろ?当然、塩野七生は読んでるよな? 永遠の都ともいわれるし、やっぱりローマには永遠という表現が似つかわしい。 本楽曲とHBOのドラマ『Rome』の映像を合わせたこちらのMAD動画もおすすめ。 video-share.unext.jp 曲名 :Forever 作曲者 :Jeff van Dyck ゲーム名:Rome: Total War メーカー:Creative Assembly store.steampowered.com instrumental版 歌ってみた系 弾いてみた系 アレンジ系
相変わらず「私がネットで見た気がするけど、検索しなおしても全然出てこない」話を記憶を頼りに書く話、第三弾のはずが、この話は裏がとれた、までいかないまでも、この人じゃないか、というのがわかりました。それは最後に。 一度アップして引っ込めたものの、改稿再アップです。 今回のお話は、古代ローマ時代、ローマ皇帝と、とある発明家の話です。 発明家が、何か作業が便利になる機械を発明しました。 しかし、皇帝は言いました。 「私は仕事を作りたいのだ」と。 という話。 はっきり覚えているのは「私は仕事を作りたい」という皇帝の言葉。 要するに、省力化で人手がいらなくなるということは、半面、失業者を出すことでもあり…
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX) 著者 : ヤマザキマリ エンターブレイン 発売日 : 2009-11-26 ブクログでレビューを見る» さすがにレビュー、登録数が多いですネ。『テルマエ・ロマエ』の続が出ていることを遅ればせながら知り、せっかくだからと、こちらも1巻から読むことにしました。当然、以前に読んで、手元にあり、その後何回か読んではいるのです。なので、初回のような抱腹絶倒はないものの、あいかわらず随所で、クスッと笑わせてくれます。だいたい、この表紙。著名なローマ彫刻を元にしたものだと思うのだけれど、1巻目のこれは?ポリュクレイトス『ドリュポーロス(槍を持つ人)』だそうです…
古代ローマはこわくない クリストの物語Ancient Rome is Not Scary : The Story of Christ 古代ローマはこわくない 目次 参考資料 制作環境 古代ローマはこわくない 目次 1話 おもしろいことなんて一つも無い!2話 人生なんてどうでもいい3話 終末は教会へ 4話 こわくないよ5話 西ローマ帝国ほろびる6話 世界が死ねと言ってくる 7話 古代ローマのメッセージ 参考資料 ・アルベルト・アンジェラ、古代ローマ1万5000キロの旅、河出書房新社、2013 ・アルベルト・アンジェラ、古代ローマ人の24時間、河出書房新社、2012 ・新保 良明、古代ローマ人のく…
古代ローマはこわくない クリストの物語 ローマが世界の主人公! カルタゴとの戦いに勝利 格差の拡大 奴隷たちの大反乱 英雄ユリウス・カエサル ガリアでの戦い カエサル暗殺 初代皇帝アウグストゥス 主人公は遅れて登場する 117年(トラヤヌス帝の時代)のローマ帝国の最大領土(This work was created by Angelus. CC BY-SA 3.0) ローマが世界の主人公! 紀元前7~8世紀頃(伝承では紀元前753年) イタリア半島の真ん中へんに都市国家ローマ誕生。 そうした中、数百年かけてローマは周囲の都市国家を着々と制圧。 紀元前272年には全イタリアを統一。 カルタゴとの…