古本屋に売るつもりが思いとどまって、そのまま読んでしまったのが、萩原裕子「脳にいどむ言語学」。言語学=文系、脳医学=理系と考えるとミスマッチだが、言葉を司るのは脳なので密接な関係とも言える。1998年刊行の本だから内容は古いかもしれず、脳と言葉の関係がより明らかになっているかもしれないが、専門家でもないのでその点のフォローアップはやめて、この本について思ったことを書く。 脳にいどむ言語学 (岩波科学ライブラリー 59) 作者:萩原 裕子 岩波書店 Amazon 自分も、以前のようには言葉が出てこない年齢になってきた。焦ってもしょうがないので、人と話している時は別の言葉に置き換えたり(精度が落ち…