Umayyads
最初のイスラム世襲王朝。第四代正統カリフ、アリーの死後の混乱に乗じてムアーウィヤ1世が開いた。
その後、アリーの子孫を奉じる勢力(のちのシーア派)とのカリフ争いに勝利してウマイヤ家がカリフ位を独占し続けることとなる。
ダマスクスに都して各地への征服活動を展開、大いに栄えた。アラブ人を優遇したことで「アラブ帝国」とも呼ばれる。
のち、アッバース朝によって滅ぼされたが、一部はイベリア半島に逃れ後ウマイヤ朝をたてた。
正統カリフ→ウマイヤ朝→アッバース朝
講義で使う解説。 問題の解説だけ読みたい人は総評をスクロールしてください。 共通テストに見る歴史教育を通して育成する能力の変容 令和時代の歴史教育では読解力リテラシーと知識活用能力の育成が明確に求められている。大学入試が変わらなければ歴史学習は変わらないと批判され続けてきたので、共通テストは明確に出題傾向を変え、資料読解をメインとするものに舵を切った。 それでも2022年の共通テスト世界史Bは資料読解を装った純粋国語の問題、即ち文章を読みさえすれば解けてしまうものが多いことが指摘されていた。それを踏まえてか2023年の世界史Bは純粋国語の問題は少なくなり、読解力リテラシーに歴史知識を加えて解く…