「今日カワハギあるんだ」「ありますよオ。今日入ったんです」「でもメニューに書いてなかったよね」「わからなかったの。7時に入ったから」 「写真撮りました?」「忘れてた。カワハギに会えた喜びでいろんなものが飛んじゃった」 フグの仲間だけど平べったい菱形の魚。初めて食べたのは博多のランチの定食だった。そのころは東日本ではほとんど見かけなかった。江戸前でもよく目にするようになったが、ここ1年ぐらい全くない。冬、産卵に備えて栄養をため込む。ブリなどと違い、脂肪がほとんどない。ためる場所は肝臓だ。大きくなった肝を乗せ、煮切りしょうゆを塗って食べる。大昔、大阪で「怪しげな店はフグと称してカワハギを使っている…