はしご酒(Aくんのアトリエ) その六百と六十七 「サケグセ ガ ワルイ?」 酒をこよなく愛すこの僕が、こんな例え方をするのは本意ではないし、全くもって好ましいとも思わないのだけれど、と、前置きした上でAくん、また別の、巷を賑わしているあるコトについてユルリと語り始めたのである。 「ココに、酒呑み仲間の甲と乙がいたとしよう」 酒呑み仲間の、甲と乙? 「no alcohol, no life (ノーアルコール ノーライフ)」 ん? 「no sake, no life (ノーサケ ノーライフ) 」 んん? 「アルコールなくして人生なし。酒のない人生なんて考えられない。と、豪語するこの二人なのだけれど…