私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。 毎日、老人ホームで高齢者の排泄介助を行うと、使用した紙オムツが大量に出ます。この紙オムツはどこに行くのか気になり調べてみました。 高齢化社会の進展に伴い、高齢者の使用済みオムツの排出量も増加の一途を辿っています。2020年度の全国の使用済みオムツの排出量は約180万トンで、これは可燃ごみの約1割を占める規模です。 使用済みオムツは、一般家庭では可燃ごみとして焼却処分されるのが一般的です。しかし、介護施設や病院では、汚物処理室に保管された後、事業系一般廃棄物として収集、焼却処分されます。 焼却処分された使用済みオムツは、ダイオキシンなどの有害物…