妻ととある梅林に出かけた。梅祭りもあと数日だった。バスに揺られて着いた梅園。梅はまだまだ盛りだった。山の南面がまるごと大きな梅園だった。色どりも豊かで見ていて飽きない。河津桜も咲き始めていた。今日は梅の里ということで首に下げて来たのが一眼レフだった。普段は用いないレンズフードまで着けてきた。さすがに35mmフィルム機ではなくミラーレスデジタルだった。カメラという手の中に包み込める精巧なメカのカタマリが大好きでこれまで何台も手にしてきた。 広角にしたり中望遠にしたり。絞りを開けたり閉じたり。沢山撮った。しかしどれも大した写真にならないことを自分は知っていた。勿論意図的に露出をオーバーにしたりアン…