筆者が初めて家のクルマに触れたのは大学生のころである。普通免許を取得し,兄がどこかから買ってきた中古のセダンが家にあったのを運転させてもらっていた。 当時はスタッドレスタイヤなどなかったように思うし,実家周辺で雪が降ることは数年に1回あるかないかだった。スキー場と言えば長野県にスキーバスで行くしか手段がなく,家のクルマで雪道を走ることはなかった。したがって,タイヤの交換をした記憶はまったくない。 その代わり,洗車やワックス掛け,フォグランプの取り付け,そして点火プラグの清掃や交換などは自分でしていた。少しでも燃費が上がるように,特別なプラグを購入したり,プラグの配線を替えたりした。そうやって週…