セザール・フランク(1822~1890)の出身地は現在のベルギーですが、フランスの作曲家に分類されています。代表曲といえば唯一の交響曲やヴァイオリン・ソナタになります。 彼が音楽家として身を立てるまでには非常に紆余曲折が幼い頃からありました。 音楽的才能があることを見た父は、1835年に彼と弟のジョゼフを連れてパリに赴いてレッスンを受けさせました←このあたりの事情はモーツァルトの父レオポルドが、息子と共にヨーロッパ各地を旅して回ったことに似ているかもしれません。ただ、フランクの場合、家庭への富や名声をもたらしてくれるように、というような現実的なプレッシャーがかかっていたのかも知れません。 だか…