5月のある日、吾輩はいつものように隙間時間(本当は、ずっと暇なのだが)を利用して、主人と奥さんの話しを盗み聞きすることにした。 奥さんは、吾輩をチラッと見た後、主人に訳の分からぬ話をしようとしていた。 奥さん:ああ~今日は、「母の日」※1だわ。やっぱり、今年もカメ子、カメ輔からは、何もプレゼントがなかったわね。 すると、主人は即座に答えた。 主人:それは、無理だよ。カメ子とカメ輔は、そんなこと微塵も考えてないよ。 吾輩は、その会話を聴き、一瞬ムカッとしたが、すぐ反撃を開始した。 吾輩:ご主人様、何おもしろいこと言っているの? 吾輩だって、母の日ぐらいは知っているよ。母の日というのは、子供がお母…