はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と六十四 「カルト ト シュウキョウ ト アシカリヤマ」 カルト、か~。 人知れず、さりげなく、ながらも、宗教の、というか、宗教心の、一つの心の下支えとしての必要性を訴え続けている私であるだけに、カルトなるモノの登場によって十把一絡げにして宗教を、宗教心を、語ろうとするその風潮には、ちょっとした危機感さえ抱いている。 「一般ピーポーたちが、宗教を、宗教心を、胡散(ウサン)臭く感じる時って、どんな時だと思いますか」 私なりのストレートさで問うてみる。 するとAくん、見事なまでのストレート返し。 「そりゃ、やっぱり、ドを越した『金(カネ)』だろ」 あ~。…