大昔のお話です。なんでか小さい時から鼻が悪かった。所謂、蓄膿症って奴だった。授業中でも鼻をかんではゴミを捨てに教室の後ろに捨てに行っていた。鼻が悪いせいで集中力が無かった。なので勉強でも運動でも凡庸な成績だった。高校まではまあそれでも何とか立ち回ってきていた。しかし大学受験が後1年となった所で、この鼻詰まりで集中できないのは致命的だった。共通一次試験は国語、英語、数学のテスト時間は2時間だった。2時間鼻詰まりで受験することは絶望的だった。ここでオイラは一世一代の覚悟を決めた。「鼻詰まりのハンデを勉強量で挽回する位なら、暫時の痛みで鼻詰まりを通した方が受験対策が楽じゃね?」って事で蓄膿症の手術を…