遠州鉄道キハ800形は、電化区間である同鉄道から非電化区間である国鉄二俣線(現:天竜浜名湖鉄道)西鹿島-遠江森(現:遠州森)間へ乗り入れ、直通運転を行うため、1958年に国鉄からキハ04の払い下げを受けたものです。 当初は、キハ04-6、キハ04-8の2両が譲受され、それぞれキハ801、キハ802として運用を開始しましたが、翌1959年には更に1両(キハ04-1)が譲受され、3両体制となりました。 譲受にあたっては、手動であった客用扉にドアエンジンを搭載して自動扉化されるなど、若干の改造が実施されました。 直通運転は当初は好評であったが、元々低出力で加速性能の低いキハ800形を高頻度化しつつあ…