今年はいろいろな本を読んだけど、全部古本屋で適当に拾ったものなので、よくわからないものも多かった。 でもこのデュマの小説は英語翻訳は現代で訳されてるし、漫画みたいなお話なので面白くて一気に読めた。 というか、「ベルサイユのばら」の外伝みたいな物語。 是非とも池田理代子先生に漫画家してもらいたかった。 マリー・アントワネットが幽閉されたあと、救出作戦を試みる謎の「赤い館の騎士」はデュマによる架空の人物だけど、これはまさにベルばらのフェルゼン伯爵じゃないか。でもこの小説はマリー・アントワネットよりも、脱出劇に翻弄された王党派の美女ジェヌヴィエーブと共和派の青年モーリスとの純愛エピソードがメインだ。…