★★★★☆ あらすじ 大正時代。無政府主義者が集う「ギロチン社」のメンバーたちが、女相撲の一行と交流する。 感想 アナーキストと女相撲というのは意外な組み合わせという気がするが、共に現実に抗うという意味では似ているのか。アナーキストは政治体制に、女相撲は女はこうあるべしという世間の常識に。特に女相撲のメンバーたちの、世間が押し付ける女としての役割なんて馬鹿らしい、そんなものより強くなって自分の力で生きていくのだという強固な意志には、常識なんてくそくらえというパンクな精神を感じた。 しかし、女相撲は1950年代ごろまではいくつかの団体もあって割と普通の存在だったそうだが、今ではだれもそんな事を知…