ウリ科植物に特有のステロイドの一種。トリテルペンに属する。 キュウリ、メロン、スイカなどのへたに近い部分に含まれているが、特にゴーヤに多く含まれ、モモルデシチンとともに強烈な苦味の元になっている。 ヘチマやユウガオなどの一部の株において稀にククルビタシンを多く産生するものが混じって流通することが知られており、自家栽培したものなどを苦味を我慢して食べたことによる食中毒事例(おう吐や下痢等)もある。ヒョウタンによる食中毒事例も。
ニュース ユウガオの汁物で食中毒、自然毒「ククルビタシン」が原因か…長野市「苦味感じたらすぐ廃棄を」 長野市保健所は28日、市内の60歳代夫婦が自宅で栽培したウリ科「ユウガオ」を食べて、食中毒になったと発表した。食用のウリ科植物にまれに含まれる自然毒「ククルビタシン」が原因とみられる。市保健所食品生活衛生課によると、夫婦は27日朝、前日に収穫したユウガオを汁物に調理して食べたところ、強い苦みを感じ、食後30分ほどから 嘔吐(おうと) や下痢、腹痛の症状が出た。夫は症状が回復し、妻は入院したが快方に向かっているという。市は調理前に果肉をなめて苦みを確認することや、食べて苦みを感じたらすぐ廃棄する…
ククルビタシン (cucurbitacin)とは… ウリ科植物に特有のステロイドの一種であり、トリテルペンに属する。 約40種類ほど存在して。 ククルビタシンA、ククルビタシンB…などがあります。 ウリ科のキュウリ属に含まれるのはククルビタシンC カボチャに含まれるのはククルビタシンLとかなんとか… 通常、キュウリ、メロン、スイカなどのへたに近い部分に含まれますが。 苦味までは感じないです。 ゴーヤには他の苦み成分であるモモルジシン (momordicin) が含まれています。 ヘチマやユウガオ(カンピョウ)など、ククルビタシンを含んだものが流通したり。 自家栽培したものを苦いとおもいつつ食べ…