"Kraut Rock"*1
ドイツ(旧・西ドイツ)における60年代末期から70年代前半にあらわれたプログレッシブ・ロックの一大ブームであり、Can、Neu!、ファウスト、アモンデュールIIなどのアーティストをさす。
サイケデリック・アヴァンギャルド志向が非常に強い。
初期クラフトワーク、初期タンジェリンドリームなども含まれる。
「クラウトロック」という呼称は、当初ドイツではなく欧米で使われていた。「ザウアークラウト」とは欧米ではメジャーなドイツ風酢漬けキャベツのことで、「クラウトロック」という言葉には、イタリア産ウエスタン映画を英語で「スパゲッティウエスタン」と呼ぶのと同様の蔑称としての意味合いがある。(淀川長治氏は「スパゲッティウエスタン」を「マカロニウエスタン」として輸入したが、「クラウトロック」はそのまま日本で定着した。)
*1:ドイツ語で「クラウト」は「葉っぱ」「キャベツ」を意味する。