今大会で質の高いサッカーを披露しているスペインとドイツの「事実上の決勝」。お互いに主導権を握ろうと、立ち上がり早々から球際で激しさを見せる。お互いにストロングポイントをつぶし合いながらも、ショートカウンターからチャンスを作っていく図式となっていく。均衡を破ったのはスペイン。51分、右サイドからラミネ・ヤマルが中央へ送ったグラウンダーのパスをダニ・オルモが右足インサイドでゴール左隅に流し込んだ。1点を追うドイツも反撃に出るが、スペインGKシモンのファインセーブにも遭い、中々ゴールが奪えない。しかし不屈のゲルマン魂が発揮される。クロスボールをキミッヒが頭で落としたところ、後半から出場していたヴィル…