今回は遅ればせながら『ゴジラ-1.0』の感想。 正直この作品はあまり気が進まず先送りにしていたのだが、年末に『ゴジラ』(1954)を観たこともあり、正月休み最終日を利用して行った。 気が進まなかった理由としては、インターネットで見られる一部のファンによる過剰な持ち上げと、擁護派による(筆者から見れば至極真っ当な)批判への抑圧がとても嫌な感じだったから。鑑賞後の今でも、批判は妥当なものだったと思っている。 こうは言いつつも、全体的な感触としては結構楽しめた。普通に見て良かったと思える。これだけ迫力のある怪獣映画が日本で作られ、海外でも高い評価を得ているのは素直に嬉しいが、同時に見過ごせない問題も…