食料品価格の上昇に対応する手段として、友人やルームメイト、家族、隣人らと協力してスーパーでまとめ買いし、費用を「割り勘」にする米国の若者が増えている。 20代・30代の消費者の間でインフレ対策の一環となっているのが、コストコやサムズクラブといった米大手会員制量販店チェーンの会員になることだ。 サムズクラブは米小売り大手ウォルマート傘下のチェーンで、広報担当者によると会員数の伸びはZ世代が最も大きい。会員のうち、27歳以下は過去2年の事業年度で63%増加した。Z世代とミレニアル世代(28〜43歳)は現在、サムズクラブ会員の4分の1を占めている。 金融サービス会社オッペンハイマーのアナリスト、ルペ…