小説【戦闘妖精・雪風】ならびにそのアニメ版【戦闘妖精雪風】に登場する、フェアリイ空軍の主力制空戦闘機。なお、原作では、複座機も存在。
現実のF-22ラプターに似た印象のステルス機。ただし、水平前翼*1と水平尾翼を持ち、高機動性も有している*2。
日本のアニメ史上有数のリアリティ溢れる非常に秀逸なデザイン。だが、立体物に恵まれない悲運の名機*3。
下記表示画像は、同機の戦術偵察機仕様とされる、FFR-31MR〔スーパーシルフ〕。
こちらは、同機が登場する作品【戦闘妖精雪風】(OVA版)の主役FFR-41MR〔メイヴ雪風〕の美しくも儚げな雄姿。
ゲームアーツ製作のシューティングゲームのシリーズ。英字表記では「SILPHEED」。
自機・敵機がポリゴンで表示されている、斜め見下ろし視点の縦スクロールシューティングゲーム。自機の武器を自由に変更できる。
メガCD版は、当時としては画期的な『フラクタル画像』を採用した背景と3Dポリゴンを組み合わせた美しい映像が特徴で、そのファンは多い。
タイトル | 対応機種 | 発売日 |
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シルフィード | PC-8801mkIISR | 1986年12月5日 |
シルフィード | FM77AV | 1988年3月19日 |
シルフィード | メガCD | 1993年7月30日 |
シルフィード ザ・ロストプラネット | プレイステーション2 | 2000年9月21日 |
プロジェクト シルフィード | Xbox 360 | 2006年9月28日 |
【 Sylphid 】
風の精霊シルフ[Sylph]の女性形。
地水火風の四大元素を司る精霊の内、風を司る精霊をシルフと言うが、美しく華奢な乙女の姿をとることが多い為、女性形を用いてシルフィードとも呼ぶようになったという。
週刊少年マガジンに連載された競馬マンガ『風のシルフィード』に出てくる競走馬の名前。
主人公・森川駿の実家は森川牧場を経営していた。
牝馬シラユキがシルフィードを受胎していたとはいえ、母体がもたないと判断し駿の父が
シルフィードを薬殺しようとしたが、駿の必死の説得によって母体を無視しての出産となった。
シルフィードの足は生まれつき曲がっていて、レースには出られる状況ではなかった。
強制的に足の形を戻す処置をしてようやくレースに出られるかどうかというだった。
駿のライバル、夕貴潤騎乗のマキシマムとダービーで一騎打ちが予想されたが、当時シル
フィードには谷村健太郎が騎乗する予定だった。規則として30勝以下の騎手はダービー
などのGIに出られないからだった。
農林水産省を取り囲んでの「駿騎乗許可申請デモ」に大臣も根負けして、特例として駿の
シルフィード騎乗を許した。マキシマムとの激闘むなしく、1センチの差でマキシマムが
優勝した。
日本での競馬にとどまらず、フランス遠征にも参加し、駿は騎手としてだけではなく人間と
しても成長していく。ポロモ大賞典、ドーヴィル大賞典の勝利を経て、凶暴馬・ザンジヴァルとの
凱旋門賞での対決に闘志を燃やしていく。