Principality of Zeon
TVアニメーション「機動戦士ガンダム」に出てくるコロニー国家。
人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになってから半世紀が過ぎ、宇宙世紀0058、スペースコロニーの集合体であり自治区である「サイド」の内、月の裏側に位置する「サイド3」は、当初ジオン共和国を名乗り地球連邦政府からの独立を宣言。
その首相はジオン・ズム・ダイクンであったが、その謎の死(暗殺説あり)の後、後を継いだデギン・ソド・ザビにより公王制に移行し、「ジオン公国」を名乗ることとなった。
ジオン公国は宇宙世紀0079、連邦政府に対し独立戦争を仕掛け、これが後に「一年戦争」と言われる、人類史上最大の宇宙戦争となった。
ジオン軍はレーダーを無力化するミノフスキー粒子の研究により、レーダー兵器を無力化。有視界下での戦闘の為に人型戦闘兵器「モビルスーツ」を開発し、当初国力30倍以上の差を持った連邦軍に圧倒的勝利を収めた。
しかし0079の9月、連邦のモビルスーツ・ガンダムが実戦投入されて以来、戦局は連邦に有利に変化し、遂に0080の1月、ジオン共和国政府と連邦政府との間に休戦協定が結ばれ、一年戦争は終結した。
この後、宇宙世紀0083にはジオンの残党「デラーズ・フリート」が連邦政府に叛乱。
小惑星帯に逃れた「アクシズ」と呼ばれる勢力が宇宙世紀0087にグリプス戦役への参加、「ネオジオン」を名乗る。
最後にジオンの名を冠した組織は宇宙世紀0093に「第二次ネオジオン抗争」を引き起こした、シャア・アズナブル(ジオンの祖であるジオン・ズム・ダイクンの実子、キャスバル・レム・ダイクン)の組織であった。
関連語:ギレン・ザビ シャア・アズナブル