20世紀ジャズ名盤100 作者:大谷能生 イースト・プレス Amazon ボクはレコード・ガイド本が好きだ。読むレコードもまた好きなのだ。 いや、耳の継戦能力が衰えつつあるなか、だんだん読むレコードも好きになってきた。要は沢山のアルバムを知りたいのだ。 大谷能生の新著は良い。無駄口が少なく(いや、ないかな)、紙面を沢山のアルバムで飾っている(100枚ではなく200枚以上)。またボクのcoverageの外にある初期のジャズに随分な数を割いているのがスゴク良い。要は知らないアルバムが多いのである。お勉強臭が若干気になることもあるが、氏の文章で改めて「既知のアルバム」も新たなコンテクストで聴き直すよ…