偉そうに差別や偏見をなくそうだの、ずっと言っていたけど、もちろん私にも偏見がある。 人は誰しも偏見や差別心があるということに気づかされる映画の代表格といえば『ズートピア』だが、それはまた別の話。 私が持っていた偏見はまた少し特殊といえば特殊で、今回の映画が「ロブ・マーシャル監督作品である」「オリジナルや続編ではなくリメイク」ということで、期待値がかなり低かった。 実際そういう部分ももちろんあって「今年いちばんの最高傑作!」というほどの出来でもないのだけど、僕自身彼の作品をもう少し丁寧に見てもいいのかな、という気持ちになった。 というわけで、実写版『リトル・マーメイド』の感想です。 リトル・マー…