作中に滲み出る己の危ない系の性癖をなるべく隠し味程度に収める監督が多いなか、この監督は自分がゲイ(女はどうでもよく、カワイイ男を撮りたい!)ということを隠すことなくあっけらかんと出しまくっていて、それが唯一無二の味を出してる。簡単に言うと普通の映画だとヒロイン(女性)が担当するべき部分を全部男子が担当していて、一般的な映画は「お約束」として女性にいかに不自然なことをさせているのかハッとさせられる部分も多々ある。しかしながら監督は絶対にそんな高尚な目的でこれを撮ったんじゃないだろうなあ、ひたすらにカワイイ男の子が好き!自分の趣味をバッチリ満たした最高の男優にこういうことしたいしさせたい!見てくれ…