Seconds
トニー・ウィルソンは地位も高収入も得ている50代男性。一人娘は嫁ぎ、のんびり余生送る筈だったが、妻との関係は冷え切っていた。ある日、古くから友人から連絡が来る。彼は既に死んだ筈だったのだ。やがてトニーは、蒸発して新たな人生を送りたい人々をサポートする組織の存在を知る。
SF的アイディアを散りばめつつ、端正なモノクロで描かれた不気味で強烈なスリラーの名作。ジョン・フランケンハイマーの代表作の1つでもある。
邦題を『セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転進』としているサイトもあるが、「転進」は「転身」の誤りである。
蒸発 (Hayakawa pocket mystery books)
*1:Rated R for some nudity.(1996年再公開時)