悲劇の王妃マリーアントワネットがベルサイユで楽しく遊んでいた頃、ヨーロッパではタロット占いが流行っていました。流行りもの大好きなマリーアントワネットは、よく当たると評判のカリオストロという人物を呼び寄せて自分達を占わせたところ、塔のカードが正位置で出てしまいます。 カリオストロは正直に「王政はもうじき終わります」と答えてしまいました。 王妃の逆鱗に触れたカリオストロは国外追放になり、後に首飾り事件の首謀者となりました。 マリーアントワネットは当時、パリ市民達の敵意や財政問題、自分を嫌う貴族達の陰謀などを知ってはいたようです。 当時、実家に向けて「自分はそんなものにいちいち、本気で関わったりしな…