研究のプロである指導教員の言うことだけをやっていれば研究はうまくいくように思われるが、実際はそうはいかない。まず前提として、指導教員は多数の学生および研究テーマを抱えているため、すべての研究テーマの進行について熟考する時間を持っていない。そのためゼミなどで研究報告をした際に指導教員から与えられるアドバイスはその場での思いつきがほとんどであり、吟味された情報ではない。つまり、指導教員も的はずれなアイデアを言う事があるのだ。当然、指示通りの実験をしてもいい結果は得られない。 研究を成功させるには、指導教員から与えられた方針が本当に妥当かどうか学生自身が吟味し、情報の取捨選択をする必要がある。そのた…