本日は世にも珍しいチューバ奏者のリーダー作をご紹介します。重低音担当の管楽器としてクラシックのオーケストラでは欠かせない存在で、ジャズでもビッグバンドでは使われることが多い楽器ですが、スモールコンボでの起用は稀ですし、ましてやリーダー作となるとこのレイ・ドレイパーぐらいしか思いつきません。経歴を見ると1940年ニューヨーク生まれで、16歳の時にジャッキー・マクリーンのプレスティッジ盤「ジャッキー・マクリーン&カンパニー」に参加。そこでのプレイがプレスティッジ社長ボブ・ワインストックに気に入られたのか、翌1957年3月に初リーダー作「チューバ・サウンズ」を発表。そこにはジャッキー・マクリーンやマ…