パーカッションとチンドンの区別がつかないひとのいうことが信用できるとおもいますか? 信用しないで下さい。 *** フォークシンガーとしてスタートし、ヒット曲をだし、重圧も乗りこえ、さまざまなサウンドをとりいれつつ精進をかさねていく。 初期のアクのつよいねっとりしたうたいかたは影をひそめ、自虐は自嘲に、中2っぽさは茶目に、ウダウダは思慮ぶかさへと昇華されていく。 年を経るにつれて曲想と詞のサイズがちかづいてくる。いっぽうで、詞には一貫したフィーリングがある。日常のほんのちょっとしたこと、とりあげるにも些細なこと、一瞬の感情のひらめきようなものを、視覚的にうたいこんでいる。 「花」や「さくら」がい…