アイルランド出身のダレン・シャン氏の小説シリーズ第二弾。
悪魔の世界「デモナータ」を中心に人間と悪魔の戦いを描く。
巻により時代が前後し、話の語り手となる主人公が全部で3人いるという。
主人公の少年グラブス・グレイディは、ある日突然、悪魔というおぞましい存在によって、幸せな日々を断ち切られてしまう。
少年の一族の恐ろしい呪いとは。魔界に住む悪魔“ロード・ロス”とは。主人公と悪魔たちの戦いが始まる。
他の人には見えない「あるもの」が見えるために、いつも変人あつかいされ、自分に自身をもてないでいる少年カーネル・フレック。
そんなある日、カーネルは思いがけない事態に直面し、いままで知らなかった世界や、自分の意外な才能に気づく。
しかし、カーネルをまっていたのは、悲しい運命だった。
第三幕の主人公はグラブス・グレイディ。第一幕ではハッピーエンドかに見えたが、本当の悪夢はまだ続いていた。
ホラー映画「スローター」の撮影キャンプに滞在する事になったグラブスたちに、またも悪魔が現れる・・・。
第四幕の舞台は五世紀のアイルランド。プリーステスの見習いベックは部族を悪魔から守るため仲間とともに旅に出る。
人狼病やデモナータの恐ろしい現実に、ベックはどう立ち向かうのか―――。
著者初の女性視点での作品。